概要
超音波は指向性が鋭い音波で、異なる物質の境界面で反射や屈折する性質がある。このような性質を利用して試験体内部のきずを検出し、その位置と大きさを測定する検査方法。
身近な超音波の利用


原理と特徴
- 試験体表面に垂直に超音波を入射する方法
- 底面からの底面エコー、きずからのきずエコーが得られる
- きずエコーの位置からきずの深さを測定できる
- 試験体表面に斜めに超音波を入射する方法
- きずからのきずエコーが得られる
- きずエコーの位置からきずの深さと探触子からの距離を測定できる
- 材料内部のきずを検出できる
- 金属材料、非金属材料の検査ができる
- 電気信号により、リアルタイムで検査結果が得られる
- きずの深さ情報が得られる
- エコー強さや探触子の移動距離からきずの大きさを推定できる
- きず形状や超音波の入射方向によって、得られるエコー強さが異なる
- きずの形状や種類の判別は困難