概要
X線またはγ線を利用して、材料の内部きずの検出や内部構造を調査する方法。
身近な放射線の利用


原理と特徴
- 放射線は物体を通過するとその厚さに応じで減弱する
- X線フィルムは到達した放射線量に応じて黒化する
- 空孔などのきず部は放射線の減弱の程度が小さくX線フィルムがより黒化する




- 出典
- 『溶接部の放射線透過試験技術に関する写真集 1988』日本非破壊検査協会
『非破壊検査シリーズ 非破壊検査概論』(1993)日本非破壊検査協会
- 材料内部のきずを検出できる
- 金属材料、非金属材料の検査ができる
- きず像からきずの種類の判別が容易
- 記録性に優れる
- X線フィルムの露出時間、写真処理を要するため、試験結果が得られるまでに時間がかかる
- きずの深さ情報が得られない
- 放射線障害に対する安全管理が必要