2025年度技報
熱交換器管端溶接部の内在きずへのX線透過試験と中性子CT法の適用
技術本部 今川幸久
高圧給水加熱器伝熱管の管端部溶接部に小さな貫通きずが存在する場合、漏洩に伴い数時間から数日で浸食孔が急速に拡大し運用停止に至る。この管板と伝熱管の管端部は溶接構造で密封され、溶接部の内在きずの検査が困難であった。
そこで、管板と伝熱管の管端部との溶接部に対して管内面からX線透過試験を適用した結果、試験体の内在きずを二次元画像として検出が可能であった。検出した内在きずの形状を把握するため、中性子線によるCT法を適用し、得られた画像とX線透過試験の二次元画像を比較して、内在きずの検出精度を確認した。
