2012年度技報
高温ボルト測長装置の開発
技術本部 メカトロニクス部 製造課 百合本淳
緒方大樹
技術本部 メカトロニクス部 システム設計課 吉田加奈子
新家祥之
技術本部 メカトロニクス部 企画課 松山久之
蒸気タービンに用いられる高温ボルトでは、素材のクリープによる脆化が問題となっている。ボルトの健全性評価手法としては主に硬度測定が行われているが、測定条件によっては結果の信頼性に影響が生じる場合がある。今回、測定条件による影響を受けないようにボルトの伸び量で管理を行うため、ヒータ用中心孔を利用したボルト測長装置を開発した。
本稿では、本装置を実機に適用した事例について報告する。