2024年度技報
目視検査業務への3Dスキャナー適用性の検証と評価
技術本部 技術開発部 浅野 裕一
目視検査は検査員の経験や技量に依存しやすく、精度にばらつきが生じることが多い。このような課題に対処するには3Dスキャナーが有効である。3Dスキャナーを導入することで、検査業務の効率化と精度向上が期待できる。
3Dスキャナーは従来のデプスゲージと同等以上の深さ方向の測定精度を確保することができ、測定結果の再現性を高め、検査員間のばらつきを大幅に低減できることが確認された。また、曲率面や広範囲の形状に対する優れた対応能力もあり、目視検査の代替技術としての有用性が確認された