SHK|新日本非破壊検査株式会社
TECHNOLOGY

社内技報

2024年度技報

内挿式超音波探傷検査におけるUベンド部センサーの改良と適用範囲の拡大

北九州支社 計測部 計測二課 久松 幸夫

 従来は主に直管部を対象としてきたインナーUTを、曲げ半径の小さなUベンド部にも適用できるように、センサーの小型化や反射ミラーの構造見直しを行い、曲げ半径100mmUベンド部まで検査が可能となった。さらに、背側と腹側を同時に測定できる1回測定方式を採用することで、1日の検査処理本数を従来の処理量から大幅に向上させることに成功した。テストピースおよび実機熱交換器を対象とした検証では、小曲率のUベンド部でも十分な測定精度を維持できることが確認され、従来に比べて検査効率が大きく向上した。