SHK|新日本非破壊検査株式会社
TECHNOLOGY

社内技報

2019年度技報

配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術Rack・UT

技術本部 技術管理部 技術管理課  浅野 裕一
髙橋 一真
メカトロニクス部  中川 峰寛
メカトロニクス部 設計加工課  田沖 新吾

 プラント内の屋外配管では、架台との接触部に外面腐食による減肉が問題となっている。配管を持ち上げ架台との接触部を露出させる従来の検査方法は、検査以外の付帯工事や災害リスクなど改善余地が多く存在していた。当社では、2016年より超音波探傷試験V透過法を用いた検査方法を検討し、前記課題を解決した配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術Rack・UTを開発した。
Rack・UTでは、配管が架台に接触した状態で検査が可能な探触子走査治具を開発するとともに、全面減肉と局部減肉のいずれにも適用できる評価方法を提案し、その有効性を確認することができた。