SHK|新日本非破壊検査株式会社
TECHNOLOGY

社内技報

2017年度技報

ボイラー化学洗浄時における超音波流量測定の適用

長崎支社 検査部 検査二課  青山   勤
小鉢 右京

 ボイラーの過熱器管の内面に生成した水蒸気酸化スケールを除去することを目的に、一定のサイクルで化学洗浄が行われる。化学洗浄により除去された水蒸気酸化スケールが伝熱管内に残存して管を閉塞させる事例があり、閉塞の有無を調査することは健全にボイラーを運転するために重要である。伝熱管の閉塞状況の調査方法として、流量計の導入を検討した。作業品質を向上させるための治具の改良等を経て、これまで適用実績のない伝熱管の流量測定を実施し、閉塞状況を推察可能な測定データを提供することができた。