SHK|新日本非破壊検査株式会社
TECHNOLOGY

社内技報

2009年度技報

二振動子表面波探触子を用いた未溶着幅・溶込み幅の測定

技術本部 技術管理部  吉永 泰久
技術本部 技術管理部 技術管理課  浅野 裕一

鋼橋隅角部のモックアップ試験体を用いた回送試験において、T継手及び十字継手溶接部の未溶着幅(きず高さ)の測定に、表面SV波探触子を用いた手法を採用し、マクロ試験とよく一致した測定結果が得られた。また、鋼床版Uリブ取付け溶接部の溶込み幅の測定に改良型の表面SV波探触子を使用した結果、精度の高い測定ができた。これらの結果より、橋梁のメンテナンス検査に表面SV波探触子を用いた手法が有効であることがわかった。