コンクリート劣化診断技術(圧縮強度・中性化調査等)
概要
近年、コンクリート構造物においてひび割れやコンクリートの落下といった様々な問題が発生しています。
コンクリートの劣化は、種々の要因が絡み合って進行するため、劣化状況だけでなく劣化原因を把握することが非常に重要となります。
弊社では、コンクリートの健全性を評価するための種々の調査を実施しています。
調査項目
1.目視調査
目視調査は初期調査として位置づけられ、劣化状況を把握する上で極めて有効な手段であり、 原因の推定が可能になる場合もあります。目視調査に、クラックゲージによるひび割れ幅調査、ハンマーによる打音調査およびコンクリートをはつった後に行う鉄筋の腐食調査を併用して行っています。
2.中性化深さ調査
中性化が鉄筋に到達すると鉄筋が腐食し、腐食生成物による体積膨張がコンクリートのひび割れおよび剥離の原因となります。 中性化深さ調査はコア採取法またはドリル法により行います。

3.塩分測定
コンクリート中に多量の塩化物を含む場合、塩化物イオンの作用で鉄筋が腐食します。塩化物イオン濃度測定は、コア採取後深さ方向に数カ所スライスし、電位差滴定法により実施します。鉄筋のかぶり深さにおける塩化物イオン濃度と発錆限界値を比較し塩化物イオンによる劣化の進行度を推定します。
4.圧縮強度測定
圧縮強度の測定はコンクリート構造物を評価する上で極めて重要です。
設計で定められた圧縮強度が確保されているかどうかを把握するために行います。
